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暮らしを豊かにする 熊本の手仕事で夏の涼を「来民うちわ -kutami-」|熊本県山鹿市鹿本町

地域の魅力発見!~ハグメグる地域Vol.3~
今回は熊本県山鹿市をご紹介します。
サスティナブルな夏の涼、"粋"をプラスして装いに優美さを与える山鹿市鹿本町の『来民うちわ』。すべて手作りの逸品をお楽しみください。


熊本県 山鹿市

山鹿市は熊本県北部に位置し、福岡・大分の両県と境を接しており、旧山鹿市を中心に鹿北町、菊鹿町、鹿本町、鹿央町からなる地域です。
美しい山々と清らかな渓谷・渓流があり、日本遺産認定の菊池川水系の恩恵を受けた田園地帯が広がります。豊富な湯量と良質な泉質で知られる山鹿温泉郷をはじめ、豊前街道の名残から古き町並みがいまも伝わり、九州の小京都ともいわれています。

新しい食のマストは和栗と菊鹿ワイナリー。和栗は、西日本一の生産量を誇り、毎年秋に「山鹿和栗スイーツフェア」が開催されます。市内のスイーツ店が和栗をテーマにさまざまなお菓子を届けます。
菊鹿ワインは国内外の数々のコンテストに入賞し、国産ワインの最高峰に数えられるほど。ワイナリーだからこそ味わえる出来たての生ワインは必飲です!

■山鹿灯籠まつり
令和4年8月16日(火)開催
例年より規模は縮小されますが、3年ぶりに灯籠まつりが開催されます。
幻想的な明かりに揺れる灯籠踊りをぜひご覧ください。
※令和4年8月3日に開催中止が発表されました。
詳しくは、山鹿観光サイト 山鹿探訪ナビへ

伝統工芸を日用品として愛用する暮らし、夏の涼を愉しみたい

たくさんの魅力あふれる話題がある山鹿市ですが、今回は、この夏ぜひおすすめしたい「来民うちわ -くたみ-」を紹介します。

自然の素材を使い、地球や人にやさしく、昔ながらの伝統的な製法を用いた、すべてが手づくりの逸品です。最近はデザイナーとのコラボや洋花、今風の柄なども扇面に描かれデザイン性に富み、多様な好みにも対応しています。見た目にも美しく、軽やかで、使うたびに豊かな気持ちにさせてくれます。

400年前から伝わる山鹿市鹿本町の来民うちわ

「来民うちわ -くたみ-」は山鹿市鹿本町の特産品です。
来民うちわは、日本の三大産地、丸亀、京都、房州の内の丸亀の流れを汲みます。起こりは、約400年前。四国の僧侶の旅の一宿一飯の恩義として作り方が伝えられました。
この地域は団扇(うちわ)づくりに欠かせない和紙と竹に恵まれていたため生産が盛んになったそうです。
節を境に扇面と持ち手に分かれるのが特徴で、1本の竹で団扇の骨を作り、和紙を貼った上から柿渋を塗っています。

今回は、団扇製造販売で鹿本町にわずかに残る2軒の内の1軒、有限会社栗川商店を訪れました。

優美で、丈夫で長持ちする来民うちわは、おしゃれやお祝い事におすすめ

100年持つといわれる来民うちわは、末永く長生し、健康が続くようにという願いを込めて、誕生祝いや節句、そして開店・開業祝いなどの贈り物として重宝されるそうです。
栗川商店では、1枚からオーダーができ、依頼があればメンテナンスも可能とのこと。

近ごろは、普段使いにバックに忍ばせる若いお客さまも多いとか。
小さいものでは【仏扇/画像】1,320円(税込)~とお値頃。そうなると、“この夏の1枚”というモード感も生まれそうです。

栗川商店の『来民うちわ』はこちらのサイトでお取寄せができます
>>栗川商店通信販売トップ

栗川商店のSDGsへの取組み

安全・安心、健康的な生活のための製品づくりを&環境保全
自然素材を用いて人と環境にやさしい製品づくりを行っています。また、団扇の材料である竹の採取と同時に竹林の整備を行い、鳥獣類の棲む場所を確保しています。

*有限会社栗川商店とHugmegは、SDGsに賛同しています。

~番外編~『来民うちわ』制作工程はこちらから!

熟練の職人が手作りで仕上げていく工程をぜひご覧ください。

取材協力/熊本県伝統工芸館山鹿市商工観光課

熊本の伝統工芸品の購入・お取寄せは、こちら
>>熊本県伝統工芸館Webショップ

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