マンガが特産品!? 阿蘇の山里にマンガの会社がやってきたら、スゴい化学反応が現れた|熊本県 高森町
地域の魅力発見!~ハグメグる地域Vol.18~
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一つの文化として世界中が認める日本の「漫画」。熊本では県出身のいま(現在)を活躍する漫画家も多く、県をあげて“マンガ県”としてさまざまな取組みが行われています。
熊本県高森町には、世界に新たなビジネスを、という思いから出版社が拠点を構えています。
今回は、阿蘇の山里にマンガの会社がやってきたことによって起こっているムーブメントや面白い化学反応の情報をお届けします。
熊本県 高森町
高森町は、阿蘇地方及び熊本県の最東端部に位置し、北東は大分県、南東は宮崎県に接しており、阿蘇五岳と南外輪山に囲まれています。
雄大な自然と田園の静かな風情は、阿蘇の奥座敷“奥阿蘇(おくあそ)”として親しまれ、古くから産業や交通の要所として栄えてきました。
現在もJR豊肥本線の立野駅と結ぶ南阿蘇鉄道の終点 高森駅があります。
ここには熊本県出身の漫画家 尾田栄一郎さんのONE PIECE 熊本復興プロジェクトとして、熊本地震により影響を受けた県内10ヶ所に設置されている〈麦わらの一味〉のフランキーがいます。また、トロッコ列車が名物の南阿蘇鉄道 は、現在一部区間のみ運行を余儀なくされていますが、令和5年7月15日にいよいよ全線再開します。(※令和5年7月15日に7年ぶりに全線運行再開しました)
pickup!立ち寄りおすすめスポット
上色見熊野座神社(かみしきみくまのざじんじゃ)
高森湧水トンネル公園
高森田楽村
マンガが特産品になった高森町で
いまや国内だけではなく、一つの文化として世界中が認める日本の「漫画」。
漫画エンターテイメントを通じて熊本・高森から、世界に通用するクリエイターを、そして世界に新たなビジネスを、という思いから2020年に出版社株式会社コアミックス 第二本社が高森に開設されました。
株式会社コアミックス は、『シティーハンター』の北条司氏、『北斗の拳』の原哲夫氏が役員として名を連ね、当時の『週刊少年ジャンプ』編集長だった堀江信彦氏が代表取締役社長を務めています。
マンガが特産品になった高森町は多様性のるつぼ
国際的な漫画キャンプが開催され、海外からの漫画家志望者を高森町でプロの編集者が指導するという取り組みが行われました。現在、アメリカ、ロシア、インドネシア、ブラジルなど世界中から10名のクリエイターたちが学んでいます。
また、2023年4月には熊本県立高森高等学校が公立校では全国初となるコアミックスの指導による「マンガ学科」を新設。これまで定員割れしていた生徒数ですが、2023年の受験者数は1・82倍になり、熊本はもとより県外からの受験者も多数ありました。
コアミックスのキャラたちが熊本の特産品を盛り上げています!
そしていま、コアミックスが熊本・高森にやってきたことによって、『北斗の拳』や『シティーハンター』が熊本ゆかりのキャラクターになりつつあります。熊本の特産品がコラボ商品として全国から注目を集めています。
れいざん×北斗の拳 「純米酒 レイ斬!」「純米吟醸 レイ斬!」
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レイ斬を販売している山村酒造は、1762年(宝暦12年)創業の高森の造り酒屋です。現在の酒蔵は1860年 (万延元年)に建てられたもの。ここで造られるお酒は、阿蘇の水、米、人に醸され、育まれてきたまさに阿蘇の酒です。毎年高森で開催される新酒祭りの主役はこちら。祭り当日は、町を挙げての酒盛りがあちこちで開かれます。
阿蘇マルキチ醤油×北斗の拳 「百年蔵の醤油」
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この醤油を販売しているのは創業150余年の阿蘇マルキチ醤油。代々伝わる百年蔵のお醤油屋さんです。さまざまな醤油の商品が並ぶ中おすすめしたいのが、追いしょうゆ蜜でいただく最中のしょうゆアイス。アイスの濃厚な甘さと、醤油の塩味が抜群にマッチします。店頭販売のみですので、阿蘇へ立ち寄ったときにぜひお試しください。
コアミックスがやってきたことによって起こっている高森町の情報を紹介しました。これら以外にもさまざまなムーブメントや面白い化学反応が現在進行系で進んでいます。
神代の時代から数々の神話が宿る高森町で起こっている現代カルチャーとの融合は、新たなまちづくりとして注目されています。
SDGs高森町の取組み
取材協力/
高森町
株式会社コアミックス
高森田楽村
山村酒造
阿蘇マルキチ醤油
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