大河ドラマ「西郷どん」や映画「キングダム」のロケ地にもなったエメラルドグリーンの滝と、絶景の町に誕生した本土最南端のクラフトビール工房。|鹿児島県南大隅町
地域の魅力発見! 〜ハグメグる地域〜 Vol.6
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九州の魅力をギュッとまとめてお届け!今回は、日本本土最南端の佐多岬を有する南大隅町をご紹介します。
温暖な気候と三方を海に囲まれた豊かな自然が残る南大隅町。大河ドラマ「西郷どん」オープニング映像や、映画「キングダム」のロケ地として話題になったパワースポット「雄川の滝」が有名です。最近では女性ブルワーが醸す地元フルーツと希少な日本みつばちの百花蜜を使用したフルーツビールも人気を集めています。
鹿児島県 南大隅町
平成17年3月31日に旧根占町と旧佐多町が合併して誕生した「南大隅町」。年間を通して温暖な気候に恵まれ、椰子やソテツ、ハイビスカスなどの亜熱帯植物が群生しています。
農業、畜産業、水産業が盛んで、特産品は鹿児島県ブランド認定「ねじめ黄金カンパチ」「ねじめびわ茶」「辺塚だいだい」他。たんかん・デコポンなどの柑橘類はもちろん、最近ではパッションフルーツやパインアップル、マンゴーといったトロピカルフルーツの栽培も盛んです。
北緯31度線上に位置する本土最南端の「佐多岬(さたみさき)」
エジプトのカイロ、インドのニューデリー等と同緯度上にある「佐多岬(さたみさき)」。南端の断崖から50m沖の大輪島には、日本最古の灯台の1つで「日本の灯台50選」にも選ばれている「佐多岬灯台」があります。
神秘的なエメラルドの秘境「雄川の滝」
大河ドラマ「西郷どん」のオープニング映像や映画「キングダム」のロケ地(山の民の王に戦への協力を請いに向かった信と政が、河了貂や昌文君らと合流するシーン)にも使われた「雄川の滝」。根占地区を流れる雄川上流にある落差46m、幅60mのエメラルドグリーンの滝つぼは息を飲む美しさ。駐車場から滝つぼまで約1.2kmの遊歩道があり、渓流の音に癒されながら自然と一体になれる癒しのスポットとなっています。
「雄川の滝」近くにあるのが、ふたつの鳥居が並ぶ「並立鳥居」が全国的にも珍しい「諏訪神社(すわじんじゃ)」。鳥居が仲良く並んでいることから、縁結びにご利益があると人気上昇中。
さらに、その諏訪神社から徒歩5分の場所に位置するのが、今回ご紹介する本土最南端のクラフトビール工房「Honey Forest Brewing(ハニー フォレスト ブルーイング)」です。
南大隅産のフレッシュフルーツと自社で採蜜した希少な日本みつばちの百花蜜を贅沢に使用するフルーツビール。
2021年3月にオープンしたクラフトビール工房「Honey Forest Brewing」。
工房代表でブルワーを務めるのは、管理栄養士として長いキャリアを持つ相羽ゆかさんです。「太陽の光をたっぷりと浴びて育った南大隅のフルーツと自家製のニホンミツバチのハチミツで地元を盛り上げたい」という想いからクラフトビール工房を立ち上げられました。
ここでつくられるのは、南大隅町の特産品である「柑橘」と、工房の庭に設置した養蜂箱で採蜜した希少な日本みつばちの「自家製ハチミツ(百花蜜)」を使用したクラフトビール「Sun Sun ALE(サンサンエール)」。爽やかな柑橘と、百花蜜の華やかな味わいが響き合い、ビールにフルーティーさと深みを与えています。
定番は「たんかん」の香り高さが特徴の看板商品「Sun Sun ALE たんかん」と「Sun Sun ALE 季節のみかん」。他にも季節や期間限定のフルーツビールが楽しめます。
ビール工房は販売所も兼ねており、店内ではクラフトビールと一緒に、それに合う地元食材を使ったおつまみを食べることもできます。
株式会社Honey Forest BrewingのSDGsへの取組み
雄大な自然や豊富な地域資源を有する南大隅町で、過疎地域の活性化を願って、地域の土産品となる地域農産物を活用したクラフトビールの醸造とビールの新鮮な味わいを楽しめる飲食店を開業しました。
今後、南大隅町の果実を使用したアイス・ジュースの製造やビールの新メニューの 開発にも着手し、管理栄養士としての経験を生かして地元食材の説明や想いを伝え、 この地域を盛り上げていきたいと思います。(相羽ゆかさん)
*株式会社Honey Forest BrewingとHugmegは、SDGsを支援しています。
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鹿児島ブランドショップ 「かごしま特産品ネット かごいろ」
取材協力/鹿児島県南大隅町
写真協力/公益社団法人 鹿児島県観光連盟
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