林芙美子が小説「浮雲」で「月に35日雨の降るところ」と記した【水の島 屋久島】。|鹿児島県屋久島町
地域の魅力発見!~ハグメグる地域Vol.21~
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ユネスコ三冠(世界自然遺産、ユネスコエコパーク、ラムサール条約登録湿地)を有する屋久島町は、類稀な自然に包まれた神秘の島です。全国屈指の雨量地帯で、緑あふれる原生林に降った雨は、樹齢1000年を超える巨大な屋久杉などの森を育んできた『生命の源』。
今回はドラマチックな自然が残る世界自然遺産の島・屋久島の名水にちなんだ特産品を中心にご紹介します。
鹿児島県 屋久島町
九州最高峰の宮之浦岳(1936m)をはじめ1000m以上の山々が連なり「洋上のアルプス」と称される屋久島。海岸から山頂に至るまで最大1,900m余りの標高差があるため亜熱帯から冷温帯までの植生の垂直分布がみられ、日本の自然植生の縮図ともいわれています。樹齢数千年に及ぶ屋久杉をはじめ、世界的にも希少な自然環境を有しており、日本初の世界自然遺産に登録されています。
黒潮が運ぶ新鮮な魚や、温暖な気候の恵みをたっぷり受けたフルーツまで、屋久島は美味しいものの宝庫。
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水の島 屋久島
年間降水量 5000mmを超える屋久島。その多量な雨が、安房川をはじめ、多くの河川、そして大川の滝などを形成しています。豊富な流水や湧水は名水を生み、中でも「屋久島宮之浦岳流水」は日本名水百選(環境省)に選出。屋久島の人々は「いつでもどこでもおいしい水が飲めること」を指標に、世界自然遺産の島にふさわしい水環境の保全に取り組んでいます。
悠久の時が創り上げた「屋久島の名水と自然」を活かした焼酎造り
世界自然遺産の島の壮大な自然の恵みを享受する「本坊酒造 屋久島伝承蔵」は「屋久島産の芋」と「屋久島の水」を使った手造り蔵。1960年以来、屋久島に根ざした焼酎蔵として、「手間と時間はかかっても、飲んで旨いと思える焼酎を造りたい」という想いから、麹室による手造り麹や伝統的な手造り甕壷(かめつぼ)仕込みにこだわり、屋久島の大自然に包まれた環境の下、希少価値の高い本格焼酎を生み出しています。原生林で濾過された超軟水と言われる屋久島の水で仕込まれる焼酎は、まろやかな口当たりとなり旨さの決め手の一つとなっています。
焼酎蔵の見学も可能<要予約> 大自然の中での焼酎造りをぜひ一度ご覧ください。
屋久島産「たんかん」と屋久島千寿天然酵母で造った『屋久島 たんかん酒』や、屋久島産「パッションフルーツ」を使った『屋久島サングリア』(パッション&赤ワイン、パッション&白ワインの2種)は甘口で爽やかな飲み口が女性に人気!
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温暖な屋久島の気候と名水が育む有機栽培にこだわった屋久島茶
ここ最近、注目と評価が上がっている『屋久島茶』。屋久島は本格的な緑茶栽培の南限地であるため日本で一番早い走り新茶の生産地です。屋久島の深い霧と清らかな水、昼夜の寒暖差が良質なお茶の育成に向いていると言われています。
屋久島高校で同級生だった3人がUターンして始めた「八万寿茶園」は開園当初から無農薬、有機栽培を実践しており、2001年に茶工場を含む茶園全域にわたって有機JAS認定を取得。2020年には「九州未来につながる持続可能な農業推進コンクール」で九州農政局長賞受賞。栽培から製造、販売まで責任をもって力を注いでいます。日々に寄り添う「お茶」だからこそ、美味しいのはもちろん安心して飲めるのもポイントです。
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屋久島町
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本坊酒造株式会社屋久島伝承蔵
有限会社屋久島八万寿茶園
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