山間の自然が織りなす豊かな恩恵。全国から引く手あまたの極上国産ジビエ｜熊本県山都町

2023年3月22日 12:00

地域の魅力発見！～ハグメグる地域 Vol.16～
（過去の記事はこちらから！鹿児島県・宮崎県の魅力もご紹介中！）
今回は令和3年にSDGs未来都市に認定された熊本県山都町（やまとちょう）の紹介です。農林水産省の「国産ジビエ認証」により、高品質ジビエを提供する施設と認められているのは全国で30施設ほど。そのうちの1つが山都町の「ジビエ工房やまと」です。公設民営で運営され、このジビエの供給をはじめ、山の恩恵を大切にしながら、次世代へ未来をつないでいます。

熊本県山都町（やまとちょう）

山都町は熊本県東部、九州のほぼ真ん中に位置しており、北部は阿蘇の南外輪山、南部は九州脊梁（せきりょう）山地の山々に囲まれ、これらを水源とする緑川、五ヶ瀬川の流れにより、起伏に富んだ独特の渓谷美を形成しています。江戸時代には、熊本と宮崎を結ぶ日向往還（ひゅうがおうかん）の主要な交易地・交通の要所として、商家を中心に繁栄しました。

農業が盛んで、令和3年に「有機農業による持続可能な町づくり」でSDGs未来都市に認定されました。山都町では、日本の黎明期である1970年代から有機農業が推進され、いまや有機JAS認証事業者数は国内1位。有機農業を志す移住者が年々増えており、先代たちが守り続けた豊かな土壌は次世代の担い手に受け継がれています。

町のシンボルである日本最大のアーチ式水路橋 通潤橋、秋になると紅葉が美しい渓谷 蘇陽峡、熊本県を代表する農村芸能である人形浄瑠璃 清和文楽（せいわぶんらく）など見どころもたくさんあります。

pickup！立ち寄りおすすめスポット

幣立神宮

隠れ宮として密かに注目を集めている幣立神宮（へいたてじんぐう）。神代（かみよ）の時代の高天原（たかまがはら／神さまが住んだとした場所）とされ、さまざまな伝承が残ります。パワースポットとしては第一級との呼び声が高く、スピリチュアルな空気に満たされています。

肉のみやべ

熊本市と宮崎県延岡市を結んだ旧街道日向往還の旧宿場町馬見原（まみはら）にある「肉のみやべ」。新鮮な馬刺しと和牛が手に入る創業昭和元年の老舗精肉店です。
お買い物、お取り寄せが可能ですが、店内で販売されている揚げたて「桜コロッケ」、「馬見原バーガー」が人気です。

名物「桜コロッケ」は馬肉のコロッケ。2000年に街おこしの一環として登場した「九州第一号の馬肉コロッケ」です。馬肉特有のさっぱりとしていながらジューシーで、ほのかな甘みが絶妙！馬見原バーガーは、その揚げたての桜コロッケと地元野菜、3種のソースを天然酵母パンのバンズでサンドしたもの。店頭販売限定で、テイクアウトも大人気です。これを求めてわざわざ遠方からお越しのお客さまも多いとか。

★「肉のみやべ」店舗詳細とお取寄せはこちら>>

JUGAAD BROS DOUGHNUTS -ジュガードブローズドーナッツ-

同じくその馬見原の旧宿場町商店街にある「ジュガードブローズドーナッツ」は、昨年（2022年）オープンしたばかりですが、スイーツマニアから注目を集めています。リノベーションした古民家のショップは素敵な雰囲気。イートインとテイクアウトができます。雑貨や絵本なども並べられお店に入るだけでも楽しくなります。

ドーナッツは、ノンヴィーガン生地と動物性素材を一切使わないヴィーガン生地があり、そのこだわりは、トッピングやデコレーションにも力が注がれています。選ぶのが悩ましくなるほど種類が豊富。

★「ジュガードブローズドーナッツ」店舗詳細はこちら>>

国産ジビエ認証を取得した「ジビエ工房やまと」

『増えすぎてしまったイノシシやシカのいのちを大切にいただく』という理念からはじまった山都町のジビエ普及・販売の取組み。山間で暮らす人々にとって、田畑を荒らしたり、人に危害及ぼしたりする恐れがあるなど疎まれがちなイノシシやシカですが、改めて山の産物として丁寧に取り扱い、資源化することで持続可能なまちづくりが進められています。
以来、その高い品質から家庭で楽しむファンをはじめ、関東・関西、福岡を中心にホテル、フレンチレストランや飲食店からの注文が相次いでいます。