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和のスーパーフード、身に纏う、藺草-いぐさ-の新しい魅力|熊本県 八代市

地域の魅力発見!~ハグメグる地域Vol.8~
今回は熊本県八代市を紹介します。畳表の材料となる藺草-いぐさ-その日本一の産地 八代市。生活様式の変化に伴い畳の需要は減少し、近年は安価な中国産、樹脂でコーティングした工業表(おもて)に押されています。それでも生産農家や藺草に思いをよせた地元の新しいムーブメントが起こっています。本記事で藺草のポテンシャルを改めて見直す機会になることを願います。

熊本県 八代市(やつしろし)

八代市は熊本県のほぼ中央に位置する熊本市に次ぐ第2の都市です。田園工業都市として、農業と工業が盛ん。また、歴史、文化、自然、観光においてもたくさんの魅力を持ち合わせています。
600年の歴史を持つ「日奈久温泉」、三大急流のひとつ球磨川が注ぐ「八代海」、平家落人伝説の「五家荘 -ごかのしょう-」などを有し、2020年には“石工の郷”として日本遺産に認定されています。

日本一の3つの特産品+番外編

日奈久温泉冬の風物詩「晩白柚(ばんぺいゆ)風呂」

八代には“日本一”に関わる代表的な3つの特産品があります。
1つ、熊本県の“赤”をイメージさせる農林水産物ブランド「くまもとの赤」。中でもトマトは代表格。全国1位の生産量を誇り、八代は県内1位に輝き「はちべえトマト」は人気のブランドです。
2つ、世界最大の柑橘類としてギネスにも認定されている晩白柚(ばんぺいゆ)も日本一の生産量。
3つ、今回紹介する藺草-いぐさ-です。

そして番外編として、お土産にもおすすめの日奈久竹輪。市販の竹輪と比べると大振りで、食べ応え◎。実は、熊本は全国2位の竹輪消費県(ちなみに1位 徳島、3位 奈良)その名誉に一役買っているのがこの日奈久竹輪なのかも知れません?!

やつしろ全国花火競技大会
令和4年10月15日(土)※小雨決行
3年ぶりに開催。全国の花火師たちが技を競い、最先端の花火を披露します。打上げ数1万4,000発、全国から30業者(内九州から9業者)が技を競います。詳しくは、ホームページへ

八代妙見祭 -みょうけんさい-
令和4年11月22日(火)・23日(祝・水)開催
九州三大祭のひとつ。国指定重要無形民俗文化財及びユネスコ無形文化遺産です。亀蛇(がめ)の練り歩きや華麗な笠鉾の巡行をお楽しみください。 詳しくは、ホームページへ

全国約80%のシェアを誇る八代の藺草

球磨川の恩恵による豊富な水、温暖の程よい気候、粘土質の水を溜める土壌という風土により約500年間発展してきた藺草づくり。畳表の原料として全国のトップシェアを走り続けてきました。

日本古来の住文化に欠かせない畳は、見た目の静謐さに加え、湿度の調整空気の浄化断熱性に富み、実質的な効果をもたらします。
最近は畳敷きのある住まいがすっかり少なくなってしまいましたが、アレルギーやシックハウス(ホルムアルデヒド)が気になる現代において、改めて注目したい住アイテムです。

洋風建築に置き畳を敷いて。部屋のデザインやアクセントに。こんな使い方も素敵。

また、畳以外の形で藺草を見直す動きも出てきています。

江戸時代には薬草として食べられていた藺草!スーパーフードとして大注目

38種類の栄養素が入っている藺草。さまざまな食品への展開が進んでいます。アイスクリーム、麺、ふりかけ、飴、お茶など。
その中でも注目なのが、昨年発売された「デイズソイプロテイン」。
無農薬で生産している八代で唯一の農家から調達した藺草を使用。抹茶ラテ風味で飲みやすく、健康や美容、ダイエットを目指す多くのユーザーから支持されています。
発売元:株式会社APワールド
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藺草を身につけて外へ出よう!

藺草を使ったアクセサリーボリューム感ある華やかな見た目に反して、触れてみると、とても軽くてまさに藺草。色味も日本の伝統色のように淡然として、温かみと奥ゆかしさを感じます。
2つの藺草にまつわる商品を販売・制作するお二方ともに口を揃えられたのは、後継者不足に直面する八代の藺草農家を盛り上げたいということ。その思いが魅力ある創造物になったのでしょう。
そんな思いのつまった藺草の品物をなにがしか一度手にとってみませんか?
制作:itiiti
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SDGs八代市の取組み

産業と技術革新のもと、すべての人が健康的に暮らし、働きがいのある八代市を目指します。

八代市の藺草の特産品はふるさと納税から>>

【取材・撮影協力】
八代市
株式会社APワールド
itiiti

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