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球磨焼酎 樽熟成は、まるでウィスキーの味わいと香り!糖質0で罪悪感ナシ|熊本県 人吉球磨

地域の魅力発見!~ハグメグる地域Vol.5~
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九州の魅力をギュッとまとめてお届け!今回は熊本県人吉球磨地方を紹介します。
最近のジャパンウィスキーの人気から改めて見直される「樽熟成」の球磨焼酎。ウィスキーのような香りと味わいはまさに衝撃的!ヴィーガンの観点からも安心して愛飲できます。これまでとは違った角度からその魅力を案内します。


熊本県 人吉球磨地方

熊本県の最南端に位置する人吉球磨地方。山々に囲まれた盆地に日本三急流の球磨川が流れる自然豊かな地域です。
鎌倉初期より明治維新まで約700年にわたり相良氏によって統治され、「保守と進取の文化」を持ち、独自の発展を遂げてきました。日本でもっとも豊かな隠れ里として「日本遺産」にも認定されており、平安時代の建物や仏像が多数残され、県内最多の歴史遺産が保存されています。

また、人吉市内だけでも80の源泉があり、湯処としても人気です。

豪雨災害からの復興、再生 「Reborn -リボーン-」

令和2年7月豪雨災害で大きな被害を受けましたが、さまざまな復興再生が展開され、伝統と新しさが融合したまちづくりや地域活性が力強く進められています。

なかでも、昨年7月に注目のランドマーク「HASSENBA -はっせんば-」がオープン。
豪雨で被災した球磨川くだりの発船場をフルリノベーションし、ツアーデスクやカフェ、特産品のショップなどが並ぶ観光複合施設に。今年球磨川くだりとラフティングのアクティビティも再開しました。

■第67回 人吉花火大会
令和4年8月15日(月)開催

町なかを流れる球磨川の辺り。ライティングされた人吉城跡の石塀が水面に映り、夜空には大輪の花火が広がります。

シャンパン、コニャックに並ぶ、熊本の「球磨焼酎」

球磨焼酎とは、人吉球磨で造られる焼酎で、「米(米こうじを含む)を原料として、人吉球磨の水で仕込んだもろみを人吉球磨で単式蒸留機をもって蒸留し、びん詰めしたもの」と定義されています。

球磨焼酎は日本に4つしかない産地呼称が認められた本格焼酎のブランドの一つ。
地域ブランドの保護として「地域団体商標登録」を、シャンパンやコニャックに並ぶ世界的な保護として「地理的表示規定」を受けています。
また、球磨焼酎は蒸留方法の違いによって2種類の味わいがあります。濃厚な香りとコクの“常圧”と華やかでソフトな“減圧”です。

現在、人吉球磨には27の蔵元があり、200以上のブランドがあります。

全国、そして世界から注目があつまる樽熟成 球磨焼酎

撮影協力:大石酒造場

今回は、そのなかでも “樽熟成貯蔵” の球磨焼酎に注目して魅力を紹介します。
樽熟成の球磨焼酎は、焼酎であるにもかかわらず、香り高く濃厚な味わい、重厚な香味が特徴的で、まるでウィスキーのような味わいです。
最近のジャパンウィスキーのブームから改めて注目があつまり、国内だけでなく、アメリカ・ヨーロッパのウィスキー消費圏からの引き合いが後を絶ちません。

樽熟成焼酎とは

撮影協力:六調子酒造

樽での貯蔵法がはじまったのは今から60年ほど前の昭和30年代初頭。いまでは20件の蔵元が出荷しています。

樽の素材はアメリカンホワイトオーク(樫)が主流。桜や水楢、栗も使用され、なかには地元人吉の桜を使った樽もあるそう。

樽熟成には常圧または減圧を貯蔵させます。
それが、樽の中で10年20年と時を経て熟成し、琥珀色の丸み、深さ、艶を帯びた味をつくり出します。
また輸入したシェリー、ブランデー、ワインの中古樽を使い、それぞれの持ち味を生かした香りの樽熟成も作られます。

ブレンドと樽の特徴を生かした熟成焼酎は各蔵元の考えや思いによってさまざま個性を放っています。

これまでの球磨焼酎とはまた違った楽しみ方を

香り高く、重厚な味わいの樽熟成。まずは、ウィスキーグラスで香りを楽しむストレートで。
あとは、お好きな飲み方を。ハイボールのようにソーダで割ったり、ロックで味の変化を楽しんだり。
お料理に合わせて、いろいろな樽熟成焼酎を試してみるのもおすすめです。

SDGs球磨焼酎各蔵元の取組み

伝統的な製法と技術革新、環境への配慮で新しい産業基盤と販路を創造
球磨焼酎は動物性由来のものを一切使用せず、原料である米の酒粕を稲作の土壌づくりや肥料として循環させています。

球磨焼酎の魅力をもっと知ることができる体験プログラムがあります。
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【取材協力】
球磨焼酎酒造組合
球磨焼酎蔵ツーリズム協議会
(一社)人吉球磨観光地域づくり協議会
人吉温泉観光協会
合資会社鳥越商店
合資会社大石酒造場
六調子酒造株式会社
HASSENBA(球磨川くだり株式会社)


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