戦国島津ゆかりの地の特産品は太陽と愛をたっぷり浴びた日置産オリーブ。|鹿児島県日置市
地域の魅力発見! 〜ハグメグる地域〜 Vol. 9
今回は薩摩半島のほぼ中央部に位置する日置市をご紹介します。日置市は、戦国時代、九州制覇を成し遂げた、島津義久・義弘・歳久・家久の四兄弟が生まれ育った地です。市内の随所に古の情緒を残しながら、近年では自然環境を活かした「オリーブ栽培」によるまちづくりにも取り組んでいます。
鹿児島県日置市
東は県都鹿児島市に、西は日本三大砂丘・吹上浜が広がる東シナ海に面する日置市。「妙円寺詣り」「流鏑馬」「せっぺとべ」に代表される伝統行事や400年の歴史を誇る「薩摩焼」、優れた泉質を誇る「湯之元温泉郷」「吹上温泉郷」など、古の情緒と安らぎに満ちた貴重な資源を数多く有しています。また、豊かな自然環境を活用した特産品「日置市産オリーブ」のブランド確立に産官金が一体となって取り組んでいます。
400年以上続く鹿児島三大行事「妙円寺詣り」
「薩摩焼の里」から「ものづくりの町」へ。美山でクリエイティビティに触れる。
鹿児島の伝統工芸品「薩摩焼」の歴史は文禄・慶長の役の頃、当時の藩主・島津義弘公が朝鮮からおよそ80名の李朝の陶工たちを連れ帰ったことに始まります。中でも、戦国時代から現代に至るまで、大勢の陶工たちが暮らす「薩摩焼の里」として知られるのが日置市美山地区。
現在の美山には沈壽官窯をはじめとする多くの窯元の他、ガラス工房、木工工房、ギター工房、カフェ、ギャラリー、雑貨店など、様々な店が集まっているのも特徴。工芸作家の作品はもちろん、カフェや飲食店のメニューにまでクリエイティビティを感じられる場所が多いので、人気のエリアとなっています。ぜひゆっくりと個性豊かな工房&ショップ巡りをお楽しみください♪
>> クラフトマンビレッジ美山
>> 美山の案内所「美山笑点」
>> 薩摩焼の宗家「沈壽官窯」
恵まれた自然風土が育んだオリーブの風味をお試しあれ!【HIOKIオリーブ】
日置市において、地域活性化や産業振興を官民で推進するため2013年に始まったのが「オリーブ事業」。今では130人以上の農家が、計19へクタールで、約7,700本のオリーブの木を育てています。
市と共にオリーブの6次産業化に向けて取り組む鹿児島オリーブ株式会社(鹿児島銀行や市内企業6社等の出資により設立)はオリーブの加工販売を担当し、オリーブオイルやボタニカルコスメ、オリーブリーフ茶など、オリーブを軸にした事業を展開。また、鹿児島オリーブ株式会社設立時に関係者間の調整役を務めた鹿児島銀行は、本事業の事前調査段階においてイタリア、スペインに行員を派遣し、現在も販路拡大支援を行うなど、産官金が一体となってオリーブによるまちづくりを推進しています。
日置市では今年の収穫が9月より始まっており、旬の鹿児島産100%のオリーブオイルが味わえますので、是非お試しください!
■HIOKIオリーブ
オリーブデザイナーが育む「オリーブの木」 専門店
■iroiro garden(イロイロガーデン)
日置市は、2050年温室効果ガス排出実質ゼロ「ゼロカーボンシティ」に挑戦します。
地球温暖化を防止することは、人類共通の課題であり、脱炭素化は待ったなしの状況にあります。本市では、自然環境を守るため循環型社会に向けた取り組みを行います。
ゼロカーボン社会への転換の観点から暮らしに必要なエネルギーの調達と供給について地域での議論を進めます。
フードロス削減に向けた取り組み推進します。
*日置市とHugmegは、SDGsを支援しています。
鹿児島の特産品をもっと知るには、こちら >>
鹿児島ブランドショップ 「かごしま特産品ネット かごいろ」
〔取材協力〕
鹿児島県日置市
公益社団法人鹿児島県観光連盟
公益社団法人鹿児島県特産品協会