【祝 「熊本城マラソン2023」開催特集】天守閣復活!大会の名を冠する熊本のシンボル「熊本城」|熊本県熊本市
地域の魅力発見!~ハグメグる地域 Vol.14~
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3年ぶりの開催となる「熊本城マラソン」。熊本県内外からランナー達が自身の限界突破を目指して参加します。今回は、その大会の名を冠し、フィニッシュポイントでもある熊本城と、その城郭の一部であった城下を“ものづくり”をテーマに散策しました。【熊本城編】と【町巡り編】の2編で紹介します。まずは、【熊本城編】からどうぞ!
2月19日(日)開催|熊本城マラソン2023
3年ぶり、熊本市政令指定都市移行10周年記念大会として開催される「熊本城マラソン2023」。
熊本県内外から約1万3,000人のランナー達が、歴史めぐりフルマラソン(42.195km)、金栗記念熊日30キロロードレース、城下町ファンラン(約3.5km)の3つの種目をそれぞれの目的で楽しみます。
大会は、昨年大活躍した熊本出身ヤクルト・スワローズの村上宗隆選手が応援アンバサダーを務めるのをはじめ、多くのアスリートや芸能人などのゲストランナーが参加します。
復活の歩みを続ける「熊本城」
現在、天守閣内部が特別公開中の熊本城。約400年前の戦国時代に熊本藩の初代藩主 加藤清正公によって築き上げられました。その堅牢な造りは「不落城」と称され、その力強い美しさは「日本三名城」として数えられています。
平成28年熊本地震により大きな被害を受けましたが、しっかりと熊本城復旧への歩みを進み続けています。
いざ天守閣へ!
天守内入口は小天守の地階 穴蔵から
迫力の「清正流石垣(きよまさりゅういしがき)」に挟まれ、重厚な門構えに圧倒されながら進みます。
上部になればなるほど石垣の勾配が垂直に近くなり、城に侵入してきた敵の武者を返してしまうことから「武者返し」とも呼ばれています。
そして、入口には大きなスクリーンが!築城当時から現代に至るまでの年表と歴史を動画で見ることができます。
精巧さと美しさに目を奪われる模型
江戸時代の天守の造りやデザインについて確認することができる「天守軸組模型」(左)。
そして、実際の1/3スケールの天守最上階「御上段模型」(右)は、まさに圧巻。当時の内部の豪奢な設えもしっかり見ることができます。
熊本の城づくりとまちづくり
熊本のまちづくりの歴史には、初代藩主 加藤清正(戦国時代)と加藤家の後に熊本藩を統治した細川家(江戸時代)が登場します。その両家の功績=肥後・熊本の発展となります。
そんな発展の様子をさまざまな展示で確認することができます。
天守閣からの眺望
金峰山と二の丸広場、宇土櫓を望みます。
現存最古の三重櫓の可能性もあるとされる宇土櫓は、すでに解体保存工事が始まっており、今年の夏から徐々に工事資材に覆われていきます。
再びその雄姿を見るには、2032年度末あたりまでかかる予定です。
今回の特別公開には、さまざまな演出や技工を凝らした展示が多数採用されています。
そして、施設としては、ユニバーサルデザインやおもいやりが至る所に施され、多様な人々が気持ちよく訪れることができるようにとのおもてなしの心を感じ取ることができます。
いまこそ見てほしい熊本城。
熊本城マラソンをはじめ、四季を通じてさまざまなイベントが熊本城を中心に開催されています。ぜひ、足を運んでみてください。
熊本城復活、そして熊本の創造的復興の歩みはこれからも続きます。
▼【町巡り編】もぜひご覧ください!
【取材協力】
熊本城総合事務所
熊本城マラソン実行委員会
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